2008年01月05日

第42章「激震!オウトクシティ」

は〜いw
今回小説です〜。例によって記事下段に
今回のまとめを用意するので、小説嫌いは
そこを読んで内容把握だ!
つか、今回普通に読んだ人もまとめみた方がいいかも?

******************************

からくもインカの部下3鬼神を全て撃破し、
ミーナを救出したケタ達だったが、
テロリストの容疑をかけられ、捕縛されてしまう。

一方、
ケタ達を捕らえたDF団に対し、
スギヤンは自分の調査報告データを渡し、
事情を理解させようとする・・・。

そして・・その間に
消えたインカ・レーテルは・・・


42tai.jpg





ラフォン平原ガーディアンズ襲撃事件

オウトクシティ電波障害テロ

ニューデイズ犯罪者収容施設襲撃事件

ガーディアンズ襲撃容疑者ミーナ・スンキ脱獄事件




ここ最近おきた一連の事件。



一般的にはこれらが全てミーナ達PTの
仕業とされている・・・。



そして、5日前。



ミーナ、ケタ、アジム、シリア、サブ、シーリウ、
エムの7人は捕縛され最重要容疑者として連行され、
アーシュラも接収されてしまう。





・・・そして、今・・ケタ達は・・・






















惑星ニューデイズ


オウトクシティ近辺 

仮収容施設




「むぅ・・」

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難しい顔をしてケタがうめいた・・・。

「誰だ、カード止めてるのは!?」



ケタは仕方なく2回目のパスをした。


犯罪者として拘束されているはずのケタ達だが、
のんびりとトランプで[7並べ]をしていた。

トランプをやってないメンバーも
それぞれのんびりとしている。



その様子はとても拘束された犯罪者のものではない。






ケタ達が収容されている所は仮収容施設と
名づけているが、その実、建造中のホテルであり、
それを急遽改装したものだ。


部屋は普通のホテルと変わりはなく、
テレビや音響、最低限の家具が設置、

さらには
女性用と男性用と2部屋用意されており、
ドアを隔てて繋がっているという状況だ。


ガーディアン装備一式を呼び出せるナノトランサーは
没収されえているし、
さすがに部屋から外へ出ることはできないが、
実に快適な状態ではある。


本来の収容施設は、インカがミーナをさらう際に
壊滅させられているために、
臨時で収容場所を用意したのだが、
待遇が良すぎる・・。












その理由は・・・














「なぁ、こんなことしてていいのか?」
窓際でぼーっとしていたエムが、
なんとなしにそう呟いた。


「う〜ん・・まぁ、私達が犯罪者じゃないことは

総裁がわかっているから問題ないわ」


シーリウが手の内のトランプを
並び替えながらそう言った。








そう。



実はミーナやケタ達が今回の事件の加害者ではなく、
被害者であることは、
ガーディアンズの総裁であるオーベル・ダルガン
理解しているのである。


そもそもシーリウがイルミナスの秘密研究所へ
極秘ミッションで潜入したのが、
ダルガン直々の要請であったこと・・・、
また、ケタが事情により姿を隠す必要がでたときに、
「レダー・ダー」という、架空のガーディアンライセンスを
発行許可したものダルガン総裁である。




まぁ、詳細はまだわかってないだろうが、
一連の事件が繋がっている事は容易に想像できる。




しかし、
ニューデイズにいた無能な指揮官代理が
早とちりからミーナ達を指名手配し、
公に公開してしまった以上、
間違いでした」と、そう簡単には撤回できない。

ちなみに、その無能な指揮官は自宅謹慎中である。


ミーナ達が無罪なのはわかっているが、
その確実な証拠が揃うまで、
下手な情報を一切流していない状態が続いているのだ。







と、まぁ、このようないきさつで
無実なのに拘束せざるを得ないので、
ありえないほど快適な'軟禁'状態となっているのである。



















「・・パス4」

ケタがそう呟いてトランプの残りの札を
机に並べて後ろに寝転がり、
シーリウがクスっと笑って、
「ちょっとお茶でもいれましょうか」
と言って立ち上がった。


シリアがテーブルの上のトランプを
片付けると同時にシーリウがお茶のセットを持ってきた。
なれた手つきで人数分のお茶を準備すると、
今度は近くに置いてあった救急箱を手繰り寄せる。

「ケタとシリアちゃん、サブさんは
先に体温測っておきましょうか」
と、シーリウがそう言って、体温計を取り出した。



もちろんケタ達は捕縛された時にかなりの重症を
負っていたので、搬送前に病院で手当を受けている。


だが、そう数日で回復するほどの怪我ではないため、
シーリウが常に体調を管理しているのだ。


ほとんど看護婦的な役目である・・・。











いそいそとサブが一番のりでシーリウの前に
巨大な体を小さくして座り、体温計を受け取った。

計測後、シーリウが体温計を見て目を細める。

「・・38度か」

「がはは、シーリウさんといるからかいの」

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シーリウに惚れているサブとしては、
近寄っているだけで顔がにやけっぱなしで耳が真っ赤だ。

しかし、高温の原因はもちろんシーリウではない。



「大人しくベットに寝ててください。
体力下がると骨も繋がらないわよ・・・」

「・・むぅ・・」

シーリウに静かにたしなめられてサブが頭をかきながら
男性用の寝室の方へと歩いていった。


鋼鉄の肉体を持つビースト[ゴッツォ]と
正面からやりあったサブの体はかなりの
ダメージを受けていた。


全身打撲に加え、アバラ骨に2本ヒビが入っており、
左腕の骨も亀裂骨折していた。
それにより高熱が続いており、
常人ではもはや立っていることすら不可能だろう。

シーリウの近くにいたいからといって
無理をしているような状況ではない。














サブがベットに横になったのを確認してから、
シーリウはケタとシリアにも体温計を渡す。


レインに噛まれた首の傷がやや膿んでいるケタも
微熱があったが、熱冷ましの薬で十分だろう。

ちなみに粉薬が飲めないケタは
シーリウに渡された熱冷ましの薬を見て青くなっている。



シリアは特に問題なさそうだ。




「・・・そういやアジム達は大丈夫かな・・

粉薬を飲みたくないケタが話をそらしつつ、
薬を後ろ手に隠そうとしたが、
その手をシーリウに掴まれた。

「アジム君は昨日集中治療室から出れたそうだけど、
ミーナちゃんとホトハちゃんは未だに意識が
戻ってないらしいわ・・・」

ゥゴフ!・・そいつは・・ァゴフ!

シーリウがケタの口に粉薬を流し込みながら
そう答えた。




アジムはダメージが大きかったため、
病院で手当した後、こちらへは搬送されずに
そのまま入院させられたのだ。

・・・と、いうか、
集中治療室直行だったのである。

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まぁ、昨日集中治療室からでたということは、
大事には至ってないのだろうが、
当分は絶対安静なのは間違いない。





なお、ミーナも体内の生体フォトンを
滅茶苦茶にされたため、衰弱が激しく、
アジム同様、病院で入院している。



ホトハの方は外傷こそないが、
なにしろ全く意識が戻る様子がないのだ。
意識が戻らない以上どうしようもないため、
やはり入院することとなっている。












「・・・」

シーリウは、みんなの分のお茶をだした後、
自分の分を入れて、1口飲んだ。

そして軽く息を吐き出す・・・。

(これで・・よかったのかもしれないわね)

シーリウは目を閉じてそう思った。










正直、今回の戦闘は凄まじかったようだ。


インカの部下3鬼神を撃破し、
ミーナを救出できたとはいえ、その結果、
ケタとサブ、アジムは重症を負い、
シリアやアーシュラもかなり消耗してしまった。


当分の間は戦闘どころではあるまい。



不名誉ながら犯罪者として捕縛されて
しまっているが、これは休養するいい機会かもしれない。

目的であった'エネルギー結晶体'を手に入れた
インカが、わざわざガーディアンズに捕らえられた
ミーナ達を再び襲撃するとは考えにくいし、
今のインカは私達に関わっている余裕などないはずだ。



ケタから聞いたイーサンの話だと
インカ・レーテルはイルミナスから離反したらしい。


しかも、離反する際に多額の資金と
SEEDウイルスを奪っていったとか・・・。
そして、その結果イルミナスから追われているらしい。



・・・その追っ手の1人目がイーサンだった。



言ってしまえば、もうミーナ達は
インカ・レーテルに関わる必要はないのである。


これからになるが、キチンとガーディアンズに報告すれば、
当然ガーディアンズも総力を挙げて
インカ・レーテルを捕らえようとするはずだ。


そして、放っておいてもイルミナスが
インカ・レーテルを始末することも十分に考えられる。





どちらに転んでも、
これ以上ミーナ達が戦う必要はない。











しかし・・・・









「・・・・」

シーリウは漠然としない不安を感じていた。


インカがイルミナスから離反すれば、
こういうことになることは容易に想像がつく・・。





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あの周到なインカ・レーテルに

この程度の事が予期できなかったとは考えにくい・・・











では・・なぜ・・・








そこまでして行動を起こしたのか・・・
















それだけが気になっていた・・・。
































そして・・・


いやな予感とは当たるものである・・・。







この2日後・・・。


とうとうインカ・レーテルは最後の行動にでたのだ。











・・・・・・・・










・・・・・・











・・・・・








ガーディアンズコロニー


ガーディアンズ本部司令室





「状況を報告しろ!」

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ダルガン総裁が司令官のイスに陣取り、
そう叫んだ。

叫ばないと聞こえないのだ。



先ほどから司令室内は警報と通信がひっきりなしに
鳴っており、オペレーター達が慌しくそれに対応している。

そして司令室の巨大なモニターには、
惑星パルムと惑星モトゥブが映し出されており、
その所々が赤色で点滅していた。




「惑星パルムホルテスシティ周辺に

SEED変異体出現!

ホルテスシティに接近中です!」




「惑星モトゥブにもSEEDが

出現しております!

現在ダグオラシティに到達し、

民間人の被害者がすでにでております!」






「・・・・SEED変異体だと・・」
オペレーターの報告をうけたダルガンは顔をしかめ、
通信機を取り、研究所の方へと連絡をいれた。


「私だ。ダルガンだ・・・。現在パルムとモトゥブに
出現したSEED変異体のことだが・・あぁ・・そうか」

ダルガンは通信を入れる前よりも
険しい顔で通信機を置いた。
そして、眉間に指をあててしばし考え込む・・。



(やはりSEEDウイルスが検出されたか・・。
やはりイルミナスの仕業か・・?いや・・)

「惑星ニューデイズの様子はどうなっている?」

ダルガンは思い出したようにそう尋ねた。




すぐにオペレーターの1人が
コンピュータを操り、モニターにニューデイズの
様子が映し出される。

「惑星ニューデイズは無事です。
首都であるオウトクシティにも異常はなく、
周辺にも特に問題は発生しておりません」

「・・ふむ」

オペレーターの報告にダルガンは
腕組みをして再び頭をヒネった。










意図が掴めない・・。

そう感じていた。





'SEEDウイルス'が検出されている以上、

この変異体はSEEDウイルス散布により

変異させられた民間人の可能性が最も高い。



だが、イルミナスにとってもSEEDウイルスは

まだ新薬で貴重なアイテムのはずだ。



それを散布したにしては、

目的がハッキリしない・・・。



高価なはずのSEEDウイルスを使用した理由はなんだ?








「総裁!いかがしますか!」

「・・そうだな」

オペレーターの声でダルガンは我に返った。

敵の行動の意図がハッキリしないとはいえ、
現実に迫っているSEED変異体の脅威を
放っておくわけには行かない。

まずは、パルムとモトゥブの民間人を
守らないことには始まらない。





「惑星パルムと惑星モトゥブにガーディアンズを

送り込め。同盟軍にも要請をだして全力をもって

SEED変異体の街への進行を防ぐのだ」




「了解!ガーディアンズに伝令を出します!」

「それと・・被害のないオウトクシティだが・・、
なにかひっかかる。万一に備えてガーディアンズを
50人ほどオウトクシティに待機させるように
伝えるんだ」

ダルガンはそう指示を出したのち、
巨大なモニターを見上げて、再び顔をしかめた。








これはこのままじゃ終わらない気がする・・。




そういう予感がしていた。










・・・・・・







・・・・・







・・・・





この日。


突如として惑星パルムと惑星モトゥブの

首都周辺に何者かがSEEDウイルスを散布し、

大勢のSEED変異体が出現。






それぞれの首都に襲撃してきた。






それに対抗するためにガーディアンズは

同盟軍と連動し、主戦力をパルムとモトゥブへと

送り込み、事態の鎮圧を図った。







SEED変異体の数がかなり多く、

さらに首都が近いことにより大火力の攻撃が

使用できず戦闘はやや長引いてしまう・・。







そしてその翌日。

事態はさらに急転する・・・。
























惑星ニューデイズ


オウトクシティ PPTステーション




「クククク・・・」

血まみれで突っ伏しているガーディアンズを
見下ろし、インカ・レーテルが静かに笑っていた。


「ガーディアンズも中々やるな。
まぁ、あの程度の見え透いた陽動にかかられても
面白くないがな・・・」

そう言うとインカはガーディアンズの1人を
踏みつけ、PPTステーションの奥へと歩いていった。

もちろん、惑星パルムと惑星モトゥブの首都周辺で
SEEDウイルスを散布したのは、
インカの息のかかった連中である。



パルムとモトゥブにSEEDウイルスを

散布したのはただの陽動に過ぎない。



ガーディアンズ、同盟軍、そしてイルミナスの追っ手が
パルム、モトゥブに向かった隙に乗じて
インカ・レーテルはオウトクシティに侵攻したのだ。


ガーディアンズ総裁のダルガンはこの状況も
考慮にいれ、ガーディアンズ数十名でオウトクシティを
防衛させていたのだが、
インカを食い止めることはできずにすでに全滅してしまっている。





「くくく・・・」

狂気に歪んだ顔でインカがPPTステーションの
最深部へと到達する。

その間に施設の人間や、ガード用のマシナリーが
インカの侵攻を止めるべく攻撃してくるが、
所詮インカの敵ではない。


「あぁ。ここだ。

PPTステーションを完全に破壊してしまえば、

数日はまともな増援が送れまい・・・。

そして・・・その数日でオウトクシティは

私の国へと生まれ変わることができる・・・・」




満足そうにインカがそう呟いて、

左手にフォトンを集め始めたが・・・




気配を感じ、後ろを振り返った。














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・・・そこには・・








「お前の国なんて存在しない。

ここはカレンの世界・・お前の介入は許さない」


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「ほう、イーサン・ウェーバーか。

いいだろう。この私の覚醒した力・・・、

雑兵相手では試すこともできなかったからな・・・

お前で確かめてみるとしよう・・・」


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「・・・!!」

「ふはははははは!!」



















・・・・・・・・






・・・・・・







・・・・









惑星ニューデイズ


オウトクシティ近辺 

仮収容施設




「・・・何が起きているの・・」

テレビのニュースから目をそらし
シリアは頭を振った。
さすがのシーリウも険しい顔をして、
顎のラインに手を添えて考え込んでいる。



「駄目だ、どれも報道規制で状況わからねぇ」

今日の新聞を片っ端から見ていたケタとエムも
あきらめて新聞を放り投げた。


昨日のニュースの感じだと、
惑星パルムと惑星モトゥブで何か重大な事故か
何かが起きたようだったが、
それ以降の情報がまったく流れてこない。




そして今日、
オウトクシティ全体が妙に騒がしいのだ。

そしてそれがまたニュースにもならないので、
余計に不安が募っていく。





「・・お腹すかない・・?」


「え?」

不意にそう呟いたシーリウに全員が目を丸くした。

「正直、今の状況がわからないわ。
私達にできることは何かあったときに備えて
準備するくらいよ。
なるべく吸収の早いもの作るから全員食べてね」

シーリウはそう言うとエプロンを手に取り、
調理場の方へと歩いて行き、
すぐになにか作り始めた。



正直、のんびり食事をする雰囲気ではないが、
シーリウの言うことは最もである。
それにシーリウの口調はとても拒否できない
迫力があった。




・・・・・



・・・・




数分後にはテーブルにはきっちり人数分の
料理が置かれ、全員がとりあえず食べはじめた。

普段は全員が片付くまで食べ始めないシーリウも
今回は何も言わずに急いで食べている。

「シリアちゃんはそのコップ分の水は飲んでね、
あなた今日あまり水分摂ってないでしょう?
ケタ、サブさんは熱冷ましと鎮痛剤飲んでおいて」

「お、おう」

ケタもここまでシーリウが警戒しているのを
みるのは久々だったが、
こういう時のシーリウの予感は大体外れた事がない。

苦手な粉薬も今度は誤魔化さずに
なんとか飲み込んだ。



全員腹ごなしも済み、
とりあえず一息ついていると・・・















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激しい音と共にドアが破壊され、

JGNとラドルスが部屋に飛び込んできた!
















「なっ・・なんだ!?」


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そしてJGNがそのままの勢いで

テーブルにつまずいて

2、3回転しながら家具をなぎ倒して行った。






「だ、誰がこんな所にトラップを・・」

「本当になんなんだあんたは・・」

頭を振って起き上がろうとするJGNを横目に
ラドルスが持ってきたカバンをテーブルの上に置いた。

それをあけると中からナノトランサーが出てくる。




「あ。これ、俺のじゃねぇか」

「どうやら全員分あるようね。どういうこと?」



「お前ら・・状況わかってねぇのか・・!?

って、そうかガーディアンズの通信機ないから

わからなかったのか・・・」




一瞬、呆れたような表情を見せたラドルスだったが、
すぐに納得してガックリとうなだれた。
そこにシーリウが腕組みをしたまま近寄ってきた。




「説明して。今なにが起きているの?
私達にはテレビの情報しかないからわかんないわ」

「わかった。
時間はないが、説明しないと動けないだろうしな」

そういうとナノトランサーを装備しだした
ケタ達の前でラドルスが状況を説明し始めた・・。





「まず昨日だが、パルムとモトゥブにSEEDウイルスが

散布されたらしくSEED変異体が首都を襲った」


「マジかぃ!?」

ラドルスの言葉に全員が驚いて目を丸くした。

SEEDウイルスはガーディアンズや同盟軍の間では
存在が知られているが、
人をSEED化させてしまうこの恐ろしいウイルスは
まだ、公には公開されていない情報だ。

なるほど、たしかにテレビのニュースで
情報が規制されているわけである。





「問題はここからだ。
ガーディアンズと同盟軍はパルムとモトゥブに
急行したんだが・・・どうもこれが囮だったらしい」

「囮・・つまり・・」

「つまり・・テロリストの本命はここだったってわけだ」


「・・・」


「敵・・が、なんなのかはわからないが、

何者かが今日の朝にオウトクシティに出現し、

PPTステーションを壊滅させてしまったんだ」


ラドルスの言葉にケタは部屋の窓に顔を近づけて
外の様子を伺った。
・・・だが、こちら側からは何も見えない。

ケタは諦めてラドルスの所に戻った。






「それと同時にオウトクシティ周辺でSEED変異体と、

SEEDブルーメまでが出現したらしい」




「SEEDブルーメって・・・SEEDの炎侵食の!?」


シリアの問いにラドルスは無言で頷いた。

「全くわけがわからない。
SEEDウイルスによってSEED変異体が
現れたのはわかる。
だが、SEEDブルーメは宇宙から飛来しているんだ、
なぜこうも図ったかのようなタイミングで・・・」

SEEDブルーメというのは、
いわばSEEDの種子のようなものである。
時折宇宙より飛来し、大地を侵食汚染し、
周辺の生物をSEED化させてしまうのだ。

まぁ、人には効かないとはいえ、
SEEDウイルスの天然版とでもいうべきか。



「SEED変異体、それとSEEDに汚染された原生生物が
群れをなしてオウトクシティに向かってるんだ」

「・・・うわぁ・・」

「というか、変異体の方はすでにオウトクシティに
溢れているぞ、ウイルスを撒かれたのがすでに
シティ内だったようだからな」

会話に入ろうとチャンスをうかがっていたJGNが
やっと話に切り込んできた。
そして、自分のナノトランサーを操作して、
部屋の一面にオウトクシティのマップを映し出す。


マップの3割くらいは赤いマークがされてある。
どうやらこのマークはSEEDの反応のあるところらしい

PPTステーションを中心に
かなり赤いマークが広がっている。



そしてオウトクシティの周辺には
シティ内とは比べ物にならないほどの赤いマークが
存在している。

おそらくこっちの反応がSEEDに感染した
原生生物なのだろう。




・・・なんて数だ・・・。








こんなやべぇ状況なのにオラわくわくしてきたぞ
っとか、言ってくれない?シーリウ」

「・・・ん」

シーリウが変なことを言い出したケタの眼鏡を
ひょいと奪い取って、ケタがその場に崩れ落ちた。
(ケタは昔の後遺症で眼鏡型医療器具がないと
行動不能になりやす)








「続けるぞ。民間人はオウトクシティ内にある

5つのシェルターに避難を開始している。

俺らDF団がシャルター防衛に陣取ってたんだが、

正直いうと全然戦力が足りねぇ!

アルト達も俺達なしでいつまで持つか・・・」




「オウトクシティに配備されていたガーディアンズの

大半は何者かによりすでに壊滅してしまった。

現在は通信も不通になりつつある。

・・・このままじゃ、オウトクシティはマジで全滅してしまう」




JGN達の言葉でケタ達も自分のナノトランサーで
通信を聞こうとした・・・が、
ノイズがかなり激しくすでにほとんど聞こえない。

どうやら本当にきっぱくした事態のようだ。








「仲間はすでに壊滅・・、
PPTステーションが破壊されて
援軍も期待できず、
そして、迫ってきているSEEDの大群・・か」


「あぁ。少しでも戦える奴なら戦力に加えたい」


「・・・私達を信用できるの?
私達は現状じゃ凶悪テロリストになってるはずよ」


事実、DF団はミーナ達を捕まえにきて、
ケタ達と戦闘まで繰り広げているのだ。

こちらを信用していない相手と行動を
共にすることは場合によっては死を招く。


シーリウの当然の問いにJGNとラドルスは顔を見合わせて
少し気まずそうに軽く頭を振った。






「・・・大丈夫。

お前達の事情はわかってる・・・。


もしかしたら今回の件にもインカってのが

関わっている可能性があることも・・・」




「あれ?なんで知ってるんだ?」



「スギヤンがお前達の一連の事件を

調査して教えてくれた。


俺達はもうお前達をテロリストとは見ていない・・・、

オウトクシティの危機なんだ・・協力してくれ・・・」








「スギヤンさんが・・」

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「・・・・・。
もう1つ聞くわ。私達を解放したのは上からの指示?」




「・・・違う。
俺の独断だ。後で処分されるだろうが、
今はそんなこといってる場合じゃないしな・・」



JGNの言葉にシーリウはかすかな微笑を浮かべた。


そして、倒れているケタに眼鏡をつけてから
軽く腕を動かして、JGNの方へと向き直った。


「・・・・わかったわ。

こっちの準備は万全よ。いつでも出撃できるわ」








































手薄となり、完全に孤立させられたオウトクシティ。




迫り来る凄まじい数のSEED。




そして、覚醒したインカ・レーテル。











圧倒的絶望の中、


ケタ達はDF団と共に出撃する・・・。









オウトクシティを防衛するため・・・、





シャルターに避難した民間人を守るため・・・・








そして・・・





インカ・レーテルを倒すために・・・・





















・・・・・・・・









・・・・・・







・・・・






惑星ニューデイズ


第三非常用シャルター内





「おい!これで病院内の患者は全部だな?」


「そのはずだ!よし、防御壁を下ろそう!」


施設の作業員が額の汗をぬぐいながらそう叫んだ。

つい2時間ほど前にオウトクシティ全域に緊急避難警報が
鳴り始めてから、今までずっと民間人がこのシャルター内へと
避難するのを誘導するのと同時に、
近くにあった病院の入院患者をひっきりなしに搬送していたのだ。


まるで戦争のようなあわただしさだったのである。



ちなみに緊急用シェルターは地下に作られているが、
内は意外に広く、避難スペースも一般用の大部屋に加え、
けが人用、病人用、遺体安置部屋など、いくつかの部屋がある。


現在、この第三シェルターに避難している民間人は
およそ1200人といった所だろうか。
それでも、十分にまだスペースは余っている。







そんな中・・・






「どうやら・・、

ゆっくりと寝てるわけにはいかないみたいだね」



病人用の避難スペースの中でアジムが静かに起き上がった・・。





                           続いてしまう













****************************



今回の内容のまとめック

・インカにより、パルムとモトゥブにSEEDウイルスが
散布されSEED変異体が出現。
ガーディアンズと同盟軍の主力がそちらへ出撃。

・パルムとモトゥブに注意がいっている所で
インカは手薄になったオウトクシティで
SEEDウイルスを使用、町中にSEED変異体が溢れている。
さらにPPTステーションを破壊し、
惑星外からの増援ルートを断った。

・閉鎖されたオウトクシティ周辺にはSEEDブルーメも出現。
SEED化した原生生物がオウトクシティに侵攻中。

・オウトクシティでは民間人の避難が開始。
5つあるシェルターに避難している。

・イーサン・ウェーバーがインカと戦闘?

・DF団は惑星ニューデイズに配備されていたらしく、
SEEDからシェルターを防衛していたが
圧倒的な敵の数を前に苦戦。
少しでも戦力を増やすために容疑者として
捕縛されているはずのケタ達を無断で開放した。

・ケタ、シリア、エム、シーリウ、サブ
DF団と共に出撃。

・アジム
重症のため、ケタ達とは違い入院していたため、
そのまま民間人とともに、第三シェルターに収容されていた。
・・・・でも、なんか無茶しようとしてる。

・ミーナ、ホトハ
意識不明が続いている。
アジムと共に第3シェルターに収容されている。

・インカの力は覚醒してしまったらしい。



                         ながっ

*****************************


あはは。

今回の話はひたすら状況説明だったね(^^;



戦闘シーンなかったんで、

あんま面白くなかったかも?


ゴメンね、でも最終戦くらいキッチリと

状況の説明をばしたいとです。







んで、状況把握できたかな?


頑張って説明してたつもりだけど、

途中、俺もわけわかんなくなっちゃって(−−;



挿絵の枚数少ないけど、

小説を書いてる時間は過去最高かも、これ。




わかんない所あったら、

コメントにでもいれてくれれば、

補足説明の記事あげるよw









んで、次回からいよいよ最後の戦いです。


インカが「どうなるか」は、

もうわかっちゃった人いるんだろうな・・・。



うえへへへw

ベタでスマソ☆


***************************

んで、PSUプレイ日記



1stキャラの「ケタ」が

レベル100になったよぉぉおおおお!





いや、叫ぶところでないのは、

重々わかっている・・・。




しかし、俺やアジの感覚からすると、

レベル100に到達したこと時点で凄いでのw





んで、アジムも昨日レベル100になってた。




と、いうわけで

低レベルでも育てようか!!





って、流れになりました(・ω・)

(だから俺達レベル上がるの遅いんだな)









んで、3rdキャラなんだけど、

以前ゲームでキャラメイクした「ミーナ」を

使ってみました。



俺は実は今までテクターやったことがないので、

これがテクター初挑戦でした。










うん。めんどい。



凄い新鮮で面白いんだけど、めんどいw













「回復なんてくだらねぇぜ!

俺の歌を聴けぇえええ!」




て叫んだら、



「いや、回復しろw」



て、アジとリュウキバのダブルツッコミ来ました。


すりゃぁいいんでしょすりゃぁ[゚д゚]





ちなみにレベル4でイベ参加したんだけど、

終わることにはレベル16になってたよ(^^;


まぁ、そーとー死んだけどねw
この記事へのコメント
おぉぅ、遂に最終局面へ・・・!

ってところでJGNさんのすっ転びに吹いたw
DF団と強力できてこの先の展開にワクワクしましねぇ。
インカは北斗○拳喰らったみたいに爆裂四散してしまえ(ぇ
MAGももうすぐ終わっちゃいますが、目標のプーシャン(金バッヂ99個)は遠いっす(´Д`;
Posted by ソード at 2008年01月05日 20:39
あけましてオメデトウございます〜
今年もドウゾ良しなに(゚∀゚)

いよいよ最終局面ですねぇ
インカとイーサンのバトル・・
頂上決戦たのしみだぁ・・
DF団とケタさんパーティの共闘も・・
ケタさんは長すぎたんじゃ?と
おもってらっしゃるようですが
私的にはこの第2章はアニメ化してもいいぐらいのいい話だとおもってますよ( ̄▽ ̄)
伏線アリ、どんでん返し(古い?)アリ
感動アリ、笑いあり
コレはもはやPSU外伝ではなく
PSU インカレーテルの野望としてPSPで!(マテマテ

っとまぁいろいろ乱文になりつつ
最後に
マタ例によって動画を
性懲りも無くアプッタのでよかったら
私のブログから飛んでたのしんでみておくれやす〜
Posted by とるおるぜろ at 2008年01月05日 21:38
だ、誰かケタにオブラートか冷えピタクールを・・・
「戦いなんてくだらねぇぜ!俺の歌を聴けぇえええ!」
っていいながら補助をかければ完璧(?)だ
Posted by メタル茸sp at 2008年01月05日 22:16
これからの展開にさらに期待(゚∀゚)

前回の戦いでアルトが瞬殺されてしまったのでもう少し出番をww
Posted by シャケサンド at 2008年01月05日 23:13
どもっ、へっぽこ剣士ですノ

さっき、真横を落ちていったのは、先日まで持ち上げられて
どんどん上昇していったJGN殿ではなかったろうか・・・
なんか、VSケタPTと今回、完全にギャグキャラになってる
ような(苦笑

しっかし、この小説のラドルスさんは今回もかっこいいです
な、同姓同名のそっくりさんとしてはプレッシャーを感じま
すよ・・・

ではでは〜

Posted by ラドルス at 2008年01月06日 01:47
んむ。状況を把握した!
この連中はどんな場所にいてもいつもの雰囲気を失わないらしいなw
よほど図太い神経してるようだw

アジムは入院してて無理して出撃はもはや伝統なのか…。
投獄されて薬飲んで寝てるだけで怪我が回復するとはやはりこの人たち(おもにケタとサブ)はある意味化け物なのだろう…w

この時期ってストーリー第2章の9話あたりかな?
総裁いるしモトゥブにSEED出現しまくったのってこの辺だったと思ったけど?
ニューデイズに配置された人たちって知り合いばかりというオチが来そうな予感がしますw

レベル100おめっとー。
この調子で全キャラ60以上だ!w
Posted by 龍牙 at 2008年01月06日 02:42
相変わらずいいところで次に繋げてきたなぁ〜
先が気になるっ!!

ちなみに自分としてもボリュームその他は全然問題ないと。
なんせ面白いしw

LV-100か…。差が開いたなぁ(苦笑
Posted by えむ at 2008年01月06日 23:07
まさかDF団が最終戦にまで絡むとは
思いもしなかったなぁw
えーとシェルターを防衛して民間人を非難させて・・・
でも戦力足りない、仲間の大半が壊滅・・・
・・・アルト生きてるの?

今度の相手は女性じゃないから活躍の場がある!
といいなぁ
Posted by アルト at 2008年01月07日 02:44
な…何人で「七並べ」してるんだろうッ!?w
シリアスなシーンよりまったりシーンを気にしてしまいますw

>Lv100
トリプルスコアおめでとうゴザ〜い♪
Posted by Suluto at 2008年01月07日 12:49
変異体ってアレか!アレなのか!!
やだなぁ〜アレ、Lv低い時なんか結構イヤな敵だったなぁ〜うんー
Lv100オメデレス なにかお祝い用のテロしときますぜ、テロ用の品が届いたら
「テクターめんどい!」わかるけど、やると決めたならLv10まで上げてFT目指そうじゃないか、オレからのアドバイス的な感じは [補助と回復は覚えとけ] だ
ンハハハァ ハンター、ガンナー、テクター使いわけてるキャストのオレが言うのだ間違いはないと思ってくれw
Posted by ZEX at 2008年01月08日 18:55
うーん。
結構色んなひとが「長くても全然問題ない」
言うてくれてるけ、安心したw

JGNさんは最初マジメキャラで、
ラドルスさんがギャグだったんだけど
(初登場時わさびおにぎり食べたり)
どこで間違ったんだか(^^;

今まで第二部は結構厳しい戦いが
つづいてますが、
最後が一番厳しいですぜ!たぶん。

誰が死亡フラグあげるか・・・ゴクリ
流れだとアルトさん?w


そしてテクターは回復と補助か・・。
うーむ、
しかたない、ホイミとスクルトくらい覚えるかw


そういや、リュウキバがいってるけど、
今ってストミのどこくらいなんだろう。
一応、ケタ行方不明になってから、
今で2〜3ヶ月程度ってイメージなんだけど、
ストミにあわせると・・・わからんw


>とるおるさん
アニメ化は言いすぎだ!w
Posted by ケタ at 2008年01月09日 23:48
私が思うに
ストミに合わせると最終章の前
ライアがモトゥブでアレ変異を見てげんなりするミッションの前後あたりじゃないでしょうか?
アノあたりならちょうど時間軸が合いそうな気配・・
イーサンもストミだけだとどこに居たのやらな時間帯ですし( ̄▽ ̄)

・・アニメ化は言い過ぎたか・・
んじゃラジオドラマ化(゚∀゚) (モットマテ

Posted by とるおるぜろ at 2008年01月10日 07:20
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