2007年05月28日

第8章「かけられた罠」

今回は小説〜
いつもの通りに記事したにまとめを用意してますので、
内容だけ把握したい方はそちらを・・・

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第二部

第8章


「かけられた罠」



惑星モトゥブ

PPTシャトルステーション前





この日はミーナ達は休日であり、
ガーディアンズとしてのミッションも受けていなかった。
だから、ミーナとアジムは杖を見るとか言って個人店を
回っているようだし、サブは昼から部屋で飲んでいるらしい。


しかし、惑星モトゥブに到着したシリアの目的は
ダグオラシティでも、テラノワークスショップでもない。


「・・・・」
ダグオラシティに入ったシリアは自動販売機で飲み物を買い、
近くにあったベンチに腰掛けて、ガーディアンズ用の通信機を取り出した。
そして、何度も読み返した1通のメールを開く・・・。



[かなりやっかいな事になってしまってる。
ガレニガレ渓谷のg-4辺りにいるんだが、
傷が悪化して動けないし、食料もほとんど尽きてしまった。

助けてくれないか?

敵がかなり俺を探しているみたいだから、
目立つとまずい。なるべく1人で来てほしい。
・・・頼む。
                      ケタ]




「・・・・」
このメールが罠である可能性は高い。
しかし、罠ではなかった場合は・・・・?
シリアは悩んでいたが、結局誰にも話さずに1人でその場所へ
向かうことにしたのだ。


「おねーちゃーん。何してるの〜」
不意に軽く声をかけられたがシリアはそれを無視した。
モトゥブにはローグス崩れのチンピラが多いので、
この手のナンパなども多い。




・・・だが。




「今日は休暇のはずだろ?モトゥブなんかでなにしてる?」
「!・・・レダー」
シリアの後ろに立っていた男はレダーだった。
眉をよせるシリアの隣にレダーが腰を下ろす。



「休暇中だから何してもいいけど、
狙われてる身なんだ。モトゥブに1人はまずいんじゃねぇ?」



「・・・・」


レダー・ダーは
1週間前にパーティに加わったキャスト。
インカに狙われたミーナ達の護衛的な役割として、
シーリウからの紹介で仲間に加わっており、その実力も高い。
・・・だが、その存在は謎に包まれている。




「休日中なんだから、別にいいじゃない」
「まぁ、そうなんだけど・・・」
シリアに反撃されてレダーはポリポリと頭をかいた。
機械の体もかゆくなったりするのかわからないが、
この場合、ただ困った時の動作なんだろう。



「プライベートな事だからついて来ないで。
ストーカーするなら同じキャストを狙うことね」
「・・・・・」
シリアは吐き捨てる用にそう言うと
レダーが何か言う前にベンチから立ち上がり、足早にその場を去った。





ベンチに残されたレダーは、
シリアが消えていった道の角を眺めながら・・・、
通信機のスイッチを入れた。






・・・





・・・






惑星モトゥブ

ガレニガレ渓谷




「・・・・」
シリアはなるべくモンスターに遭遇しないように、
歩きながら、考え事をしていた。



正直レダーにあんなことを言うつもりはなかった。
しかし、なぜかあの男と話していると妙に落ち着いたのだ。
それが逆に癪に障ってしまった・・・。
「明日謝ろうかしらね・・」
シリアはそう呟いてため息をつく。





そうこうしている内に
シリアは目的地についていた・・・。




ケタのメールに書いてあったのは
このあたりのはずだが・・・。
シリアがあたりを見渡すが、ガレニガレ渓谷特有の
紺色の谷が続いているだけである。

















「!!」


















突如、谷の上からマシナリーが現れ、
次々とシリアの近くに飛び降りていく!


「やはり罠か・・・!」
ツインセイバーを身構えたシリアを囲うように、
マシナリーが現れ、その数は30機にもなっていた。
そして、崖の影から1人の男が現れる。


「こんなありきたりな罠にかかるなんてな!」
「・・・」
現れた男はインカではなかった。
年は20半ばで見た事もない男だ。
品がないのか、ニタニタと不気味な笑いを浮かべている。



その顔にシリアが苛立つ。
「インカの部下!?」
「そうだ。俺はインカ様の親衛隊の1人、ザッコ!」
シリアはザッコと名乗った男から目を離さずに
辺りの様子を見渡した。



周りを囲んでいるマシナリーはシーカーと言われるマシナリーのようだ。
この数を相手に逃げ切れるだろうか・・・?

8syou1.jpg

緊張が張り詰める中・・・













「ほ〜ら、言わんこっちゃない」














不意に間延びした声があたりに響いた。





「!」
「誰だ!?」
シリアとザッコがあたりを見回したが、
マシナリーが囲んでいるだけでそれらしい人物はいない!!
















いったいどこから・・・・!!


















8syou2.jpg

「ふぅ・・この中暑い・・」
カポっとハリボテの岩の中からレダーが出てきた。








そのなんともいえない光景にザッコも言葉を失う・・・。
「あ、あんたいつから!?」
「え?カタツムリみたいに隠れながらずっとついてきてたよ?」
シリアの問いにレダーはシレっとした顔で答えた。
なおも呆気に取られている2人の前でレダーは軽く伸びをした。



「さて、ザッコ君。君の目的は彼女をさらってケタをいぶりだす・・・
ということでいいのかな?」
マシナリーの大群に囲まれながらも堂々としているレダーに
ザッコは少したじろいた。
しかし、すぐに状況を思い出し胸を張った。



「そうだ!ケタを探し出してアイテムを奪い返せば、
俺もヤツらと並べるだろうからな!」

「ヤツらって?」

「・・・まぁ、話してやってもよかろう。
インカ様の親衛隊の中には3鬼神と言うリーダー格がいてな、
そいつらのことよ!」
そう叫んでザッコはケラケラと笑った。
シリアとレダーはその様子を見てため息をつく。




「なんだ。出世欲に目がくらんで突っ走っただけの雑魚か。
大した情報も持ってなさそうだ」
レダーはそう言って鼻で笑い、ザッコの顔色が変わった。
圧倒的に不利な状況のくせに余裕たっぷりのレダーが
気に入らないのである。


「お前はさっきから大物ぶってんじゃねぇよ!!
見てわかるだろう!?命乞いでもしやがれ!」
ザッコの怒声がガレニガレ渓谷に響き渡った。




しかし、レダーはそれでも動じていない。





「命乞いするのはあんたの方・・に、コルトバジュース1本賭けるよ」







レダーがそう呟いた瞬間・・・







レダー達の岩場の上からなにかが飛び上がった。






8syou3.jpg

そしてレダー達の前に1体のキャストが地響きと共に降り立つ!


「なっ!!」

「いけぇ!エム!!」
レダーがシリアを庇う様に身を乗り出して叫び、
同時にエムが2門のSUVウエポン[ブリッツバスター]を呼び出し、
前方に構えた!




「ひぃ!!」
ザッコが悲鳴をあげるなか、エムのブリッツバスターから
凄まじいエネルギーが放たれる!

8syou4.jpg

レーザーキャノンはザッコやマシナリーの上の岩場を直撃、
それによって無数の落石が発生。
マシナリーを押し潰し、次々に爆発していった!




「くっそぉ!!やれぇ!マシナリーども!こいつらぶっ殺してやれ!」
かろうじて落石をかわしたザッコがヨロヨロと粉塵の中から叫んだ。
しかし、もはやザッコの戦意はほとんど萎えかけている。


「おわっ!」

半泣き状態のザッコの前に
粉塵を切り裂きながらにツインセイバーが突き出され、
ザッコは慌てて後ろへ下がる。
「さ〜て、ぬか喜びさせられたお礼をさせてもらうわ」
ザッコが動揺した一瞬のスキにシリアが接近していたのだ。



「ほう。あの女意外に冷静だったな。こんな罠にかかったくせに」
シリアの判断力の高さにエムが少し意外そうな声をだした。
「とりあえず生物は生物にまかせて、俺らはマシナリー片付けようぜ」
「いいだろう」
そう言ってレダーはツインハンドガン、
エムはライフルを構えて、襲ってくるマシナリーに狙いをつけた。


レダーがツインハンドガンでマシナリーの間接部や砲台を
狙い動きをとめ、そのスキにエムが強力なライフルを撃ち込んでいく!
瞬く間にマシナリーはその数を減らしていった。




一方・・




「はぁ・・はぁ・・女なんかに負けてたまるか!!」
「・・・あんた勝てる戦いしかしないタイプでしょ」
ツインクローでシリアと戦っているつもりのザッコだが、
シリアの方はほぼ呆れていた。
・・・なんというか、ほんとに雑魚である。


「しねぇぇぇえ!」
ザッコの叫び・・いや、悲鳴とともに繰り出されたクローを
シリアのツインセイバーが叩き壊し、
そのままザッコの腕の筋を切り裂く・・・。

8syou5.jpg

ザッコの泣き声と共に勝負は決したのだ。






・・・




・・・






4時間後

ダグオラシティ





あの後、ザッコはすぐにマシナリーに停止命令を出し、
命乞いをした。
レダーはすぐさま軍へ連絡、捕縛したザッコを引き渡したのだ。

イルミナスの一員であるため、テロリストとして
ザッコには厳重な処罰が下ることだろう。

あまり情報をもってなかったのは残念ではあるが・・・・。





「んじゃ、俺はそろそろ帰還する」
「おうよ、悪かったな手伝わせて」
「・・・」
そう言って口数も少なく去っていくエムの後ろ姿を
シリアは眺めていた。


「エムって・・・アジムと戦ったっていう、あのエム?」
「ん?そうだけどどうかした?」
シリアの問いにレダーは意外そうに聞き返した。


エムといえば、シーリウとケタが争っていた時に
シーリウの手助けをしていたキャストであり、
アジムと激闘を繰り広げた。
・・・そんな奴に助けられてもいまいち実感がわかなかったのだ。


「今日、モトゥブにいた仲間はエムしかいなかったからなぁ。
ミーナ達は今日はオフだし」
シリアの沈黙にレダーは焦ったように弁明した。
別に攻めているわけではないのだが・・・。


「だ、大丈夫か?なんか飲み物でもとってきてやろか?」
「・・・いや、いいよ」
「そうか?」
「うん。さ、ガーディアンズコロニーに帰りましょ」
「おうよ」
シリアはそう笑って、PPTシャトルのステーションの方へ
向かってレダーと共に歩いていった。



帰りのシャトルの中、


疲れたシリアは半分寝ながら思っていた・・・。


ケタに関する手がかりはなかったけど、


この日1つだけわかったことがあった・・・。


たしかにレダーには謎が多いけど・・・敵じゃない・・・


それがわかっただけで十分かな・・・と。


                          

******************************

は〜い。いつものまとめよんw
(今回はたいしたこと判明してないけどねw)

・レダーは味方で間違いなさそう?

・エムは単独で行動しているらしい

・レダーとエムは知り合い(シーリウ繋がり?)

・敵もまだケタとアイテムを把握していない


******************************

ちょっとした反省。
読み直してみるとちょっと描写が少なかったかな。
無理せずに前編後編にわけてじっくり話作ったほうがよかったかも?
でも、これのほうがサクサク読めてちょうどいいかも??

このへんのバランスは今後の課題になりそうです・・・。





そして、久々に登場したエム!

実はアジム同様、オニューの格好にしてやりたかったけど、
参考にできる画像がなかった・・・。
(アジのサイトの画像からは細部がわからんかったし)
まぁ、結局第一部と同じ格好で登場させました(^^;


そういや初めてシリアスモードでシリアが活躍したな・・
エムにもってかれた感強いけど・・・。



そういや昨日PSUで遊んでて、同じくブログやってるゼロさんと
遭遇しました!w
近いうちにリンクに追加しますぞ〜w
(あ〜SSでそのときの事きじにしてぇ・・・)



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この記事へのコメント
キター。まじで、ものすごく美味しい所をーっ!!(感涙
格好?そんなの二の次ですよ。もうこれだけで1週間はお腹一杯ですよwww(マテ

それにして、罠に掛けた人。名前見てすぐにわかりました。そして案の定(爆。

そして、ふと…すごくぶっとんだ予想が浮かんでしまった(汗
何時出るかわかれば、その時間に合わせてでも行きますので(マテ)、PSUで会えた時にでもw
なんて言うか、ここには書けない。例え外れだったとしても(汗
Posted by えむ at 2007年05月29日 09:56
クオリティ高い小説ですね・・・・自分も今後PSU小説書こうと画策中ですので、参考にしたいなぁ・・・・

しかしエム・・・・タイラントみたいな登場の仕方ですな(地響きと共に空から落ちてくるって)。

ザッコの名前、レダーあたりがもうちょい突っ込むかと思ったんですけどね。名前通りだなとか^^;
Posted by ネメシス at 2007年05月29日 20:21
>エムさん
この登場は重量感あるキャラしかできないし、
サブじゃ似合わないから、
エムで前々からいつか使おうと思ってたのだw

名は体をあらわすとはこのことだ!

しかし、ぶっとんだ予想・・・?
・・・まさか・・・


>ネメシスさん
ウホw照れるw
お、PSU小説企画中なのか・・ドキドキ。

そういやバイオ2のタイラントですねコレ。
イメージ的にはスーパーマンが敵地に
降り立った瞬間をイメージしてたんだがw

ザッコ戦は・・・実は書いてたとき、
すげぇ眠くて結構省略しちまってて(^^;
Posted by ケタ at 2007年05月30日 00:28
レダーさんかっこぃー(*>艸<)
でも少しネタがあるところがいい感じですネ♪
ケタさんはドコへいっちゃったんだろー…
Posted by あきな at 2007年05月30日 11:58
>あきなさん
レダーが岩に隠れて移動している時の
姿は想像してはいけない、決していけない・・。

ケタは・・そろそろどっかの団地で
誰にも気づかれないまま白骨死体に・・・
Posted by ケタ at 2007年05月31日 00:24
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