2007年05月06日

第4章「魔人インカ・レーテル(前編)」

今回は小説となりやす〜

読むのめんどい方ように、記事の最後に
「まとめ」を用意しとりますので、内容だけ把握する方はそれをw

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第4章

「魔人インカ・レーテル」






惑星モトゥブ 西クグ砂漠



封印装置近くで暴れていたヴァンダの群れを
駆逐したミーナ、アジム、シリア、サブ、アーシュラの5人(?)は
岩場の影で一休みしていた。


ミッションは終了したのだから、早く帰還すればいいのだろうが、
灼熱の昼間の砂漠で移動するのは非常に体力を消耗するので、
近距離の移動とはいえ、極力避けたほうがいい。


少し日がかげってから、フライヤーのある中継施設まで
移動する事にしたのである。





「シー姉、まだこのままッスか?」
「そうね。そろそろ日がかげる頃だと思うけど・・・」
シリアが時計を見ながらミーナにそういった。
サブやシリアはまだ元気そうだが、肌が白くて小柄なミーナには
この砂漠は少々こたえているようだ。


ちなみに、アジムはアーシュラが常にウチワで仰いでいるので、
涼しい顔である。






「・・?」
「・・なんだろう」
ミーナとアジムが同時に目を細め、辺りを見回した。


「どうしたの?モンスター?」
その様子にシリアが生態レーダーを確認したが、
それらしい反応はない。
だが、ミーナとアジムは相変わらずなにかを警戒している。


「犬とかが何もないのに吠えるみたいなもんか?」
サブがちゃかしたが、あながち的外れな意見ではない。
犬は抜群の嗅覚で、人間には感知できないモノを捉えるが、
ニューマンの場合は抜群の精神力により、
ヒューマンには感知できないモノを感知できる。


少なくともヒューマンであるシリア、サブにはわからない
違和感をニューマンである2人は感じ取っていた。


















そしてそれは勘違いではなかった。
















突如、岩場の上から何人もの人影が飛び出し、
ミーナ達を囲むように砂漠に降り立った!


「なんじゃ!?」
「・・!」
反射的にサブとシリアが一歩前にでて身構え、
ボケっとしていたミーナをアジムが引っ張って後ろに下がり、
アーシュラが静かにその横に待機する。


「・・・・何者なの?」
シリアがいつでもツインセイバーを取り出せるように、
ナノトランサーのスイッチを入れながら、そいつらを見回した。



ミーナ達を取り囲んでいる者達の数は20人。
全員がコートの様な服と仮面をつけているが、
グラール教団の服装とは明らかに異なっている。


謎の集団はミーナ達にコンタクトを取るわけでも、
襲撃するでもなく、ただ取り囲んでいる。


「なんだと聞いとるんだ、貴様らぁ!」
その様子にジレたサブが怒鳴り声を上げた。




「そんなに怒鳴るな。体力を消耗するぞ?」






サブの怒鳴り声を流すかのような、笑い声が聞こえ、
囲いが割れ、1人の男が一歩前にでてきた。







nazo1.jpg

40歳前後の男性のニューマンだが、
前にしているだけで強烈な圧迫感を感じる・・・。






サブとシリアは目で合図した。













こいつが・・・この集団のリーダーで間違いない。












「さてと。お前がサブ君、君がシリア君。
そこの小さいのがアジム君だったかな?
・・・すまないが、我々に着いてきてもらおうか」
その男が1人ずつ指を刺しながら名前を言った。
どうやらこちらのことは調べてきているようだ・・・。


「あなた達、一体何者なの・・」
シリアが油断なくそう尋ねた。
その男はその質問をかみ締めるように空を軽く仰ぐ。


「私はインカ・レーテル。周りを囲んでいるのは私の親衛隊だ。
科学者だと思ってくれて結構。
君達の友人が私の研究所に忍び込んで大切な研究成果を
奪ってしまったのだ。
・・・・取り返す手伝いをしてもらいたくてね」


「・・・・・!」
シリアはナノトランサーからツインセイバーを出し身構えた。





シリア達の友人・・・間違いなくケタとシーリウの事だろう。


あの日、2人はこの男の研究所に極秘ミッションで進入し、
研究中のなにかを盗み出したという事なのか?


とすれば、2人のパートナーのシリア達を人質にして、
行方不明のケタとシーリウをおびき出そうとしている可能性が高い。



シリアはちらりとミーナを見た。
この男が言った言葉の中にミーナが含まれていなかったということは、
ケタが最後にアイテムをミーナに渡したという事は
まだ知られていないということか・・・。



まぁ、そのアイテムはミーナが紛失してるわけだが。







「さぁ、無駄な抵抗はやめることだ」
その男が嘲笑まじりにそう言う。
どうやら今はこれ以上考えている時間はなさそうだ。


「サブさん・・・」
パーティ用の通信にかろうじて声が拾える程度の
小さな声でシリアが囁いた。
全員がシリアの言葉に耳を傾ける・・。


「チャンスかもしれない・・こいつを捕らえればケタの情報がわかる」
「・・・・かもな」
「私とサブさんの一斉攻撃で倒して、逆に人質にしましょう。
それしかないわ」
「おう」
話を聞いていたミーナは思わず声を出しそうになった。
そして、のんきに「シー姉結構大胆だな〜」などと感心している。


「ミーナちゃんとアジム君はまわりの連中に注意しててね。
アーシュラは・・・指示だすまでもないわね」
たしかにシリアが言うまでもなく、
アーシュラはアジムのすぐ横で獣のように身構えている。








シリアは大きく息を吸い込んで吐き出した。











「サブさん!」
「おう!!」

nazo2.jpg

次の瞬間、シリアとサブが同時に地面を蹴り、
謎の集団の中心にいるインカ・レーテルに飛び掛る!

「ほう・・?そうくるか!」
インカは少しも動じずに迫ってくる2人を眺め、
ミーナとアジムもその様子を息を呑んで見守っていた。








微動だにしないインカ目掛けて、



サブの剛拳とシリアのツインセイバーが



襲い掛かる・・・・!









・・・しかし・・・







nazo3.jpg

次の瞬間、2人の体はインカに吹き飛ばされていた。













「きゃぁあ!」
「ぬがぁぁあ!!」


絶叫を上げながらサブとシリアが砂の上を転がる。


「教官!シー姉!!」
飛び出そうとしたミーナをアジムが手で制した。
今飛び出せば・・・シリア達の様に返り討ちにされる!




「ふむ。アジム君はなかなか冷静だな」
「・・・・」
アジムは今の光景を鮮明に思い返していた・・・。
突進してくるサブをテクニックで撃退すると同時に、
シリアのツインセイバーを素手で打ち落とし、
そのまま当身を叩き込んだ・・・。



「ニューマンの身体能力じゃない・・・」
アジムは嫌な汗を浮かべ、そう呟いた。



「その通り、私の体は特別でね。
数々の強化を施している・・甘くみるとこうなる」
インカはそう笑って、
いまだに起き上がれずにいるサブとシリアを見下ろした。


「さぁ!抵抗しても無駄なのはわかっただろう。
大人しく着いてきたまえ!」
インカがそう言うと同時に、
今まで周りを囲んでいるだけだった親衛隊が、
ゆっくりを迫ってきた。



「・・・!」
残されたアジムは必死にこの状況を打開する方法を考えていたが、
なにも思い浮かばなかった・・・。
ただ、迫ってくる敵をにらみ返すことしかできない!










そして・・・・







そのためにミーナの状態の異常に気づかなかった。














「・・ぅあ・・」

nazo4.jpg

アジムが焦っていた時・・・
ミーナは地面にひざをつき、体に激しい違和感を感じていたのだ。
過度の緊張で体に異常がでてのかと思ったが、
そんなレベルではない。










なにかが体から溢れそうな・・・そんな違和感だった・・・。










「よし、抵抗する気もなさそうだ。捕らえろ」
インカがそう指示を出し、親衛隊のうちの5人が
アジムを捕らえようとさらに接近していく。
アーシュラが親衛隊に飛び掛ろうとしたその時・・・。



「ぐあぁ!!」
「ぎゃぁあ!」


親衛隊が次々に悲鳴をあげ、血を巻き散らしながら倒れた!
だがアーシュラはまだなにも動いてはいない。



「な、なんなの!?」
「どうしたッス?」
「何事だ!!」
ミーナとアジム、そしてインカが同時に叫んだ瞬間、
アジム達を囲んでいた親衛隊のうちの半分が地面に倒れ伏せ、
残りの親衛隊は慌ててアジム達から離れた!











わずかな静寂と、粉塵の舞う中、






1人のガーディアンが姿を表した・・・。












nazo5.jpg

「さぁ・・・私を倒さない限り彼らは連れて行けないわよ?
インカ・レーテル」
シーリウが黒い髪をなびかせてインカの前に立ちふさがった・・・。




                    後半へ続いたりする


*******************************

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今回の小説のまとめ
(一応反転させ隠しておきます)

・ケタとシーリウの極秘ミッションは、
インカ・レーテルの研究所への侵入であり、
その際に重要なアイテムを奪ったらしい。

・そのアイテムはケタがミーナに手渡し、紛失しているもの。

・インカはまだミーナがアイテムを渡された事は知らない

・インカはサブとシリアを一蹴する程、強く、
その理由は肉体を強化しているため

・ピンチの際にミーナに異変

・シーリウがアジム達を助けに参上した


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あ、しんどw

ちなみに吹き飛ばされているシリアの左手が切断されてるように
見えるけど、これは原稿が切れてるからだからね?(^^;
(自分で画像載せたあとに見て驚いた)





今んとこ、PSUの本筋のストーリーとあまり関係ないけど、

段々接点を出していくつもり・・・出せるかなぁ(^^;






インカの親衛隊の仮面にピンときたやつは、
福岡に来た際には土産で買っていきやがれ!!
にかわ〜♪
この記事へのコメント
親衛隊に、あんな間抜け仮面つけさせたのは、インカの趣味なんだろうか(マテ

それにしても、さすがシーリウさん。美味しい所を持ってくねぇ…ww

そして、今だわからない消えたアイテムの行方。しかし、えむは気づいた。予想通りなら、恐らく―――(ニヤ
Posted by えむ at 2007年05月08日 11:23
たぶんグラール太陽系にも
にわかせんべいは存在するのです(−ω−)
シーリウは登場回数が少ないので、
インパクトで勝負!
アイテムは・・・予想しててくださいw
Posted by ケタ at 2007年05月09日 19:55
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