2007年04月11日

第15章「アジムVSエム」

シーリウはケタと決着をつけるべく、

行動を開始し、

サブとアーシュラはさらわれ、アジムも大怪我をおった。
(強襲参照)

そして、ライアまで倒され、シリアもさらわれてしまう。
(ラフォン平原での告白参照)

仲間を全て失ったケタは、全ての決着をつけるべく、

シーリウの元へ向かう・・・。







第15章


「アジムVSエム」








ニューデイズ ???ポイント


シリアがさらわれた翌日の朝。


「そうか、アジムは失敗したか」
「あぁ、まさかパートナーマシナリーが自爆して
くるとは思わなかった・・・」
ニューデイズの洞窟の中で、シーリウとエムが話していた。


そのすぐ隣の洞窟の中には、
シリアとサブ、アーシュラのメモリーチップが囚われている。
本当はアジムもここにいる予定であったのだが、
アーシュラが自爆してエムを中破させたため、
エムはとてもアジムを担いで行動できる状態ではなかったのだ。


「んで?俺はあとはなにをすればいい?」
エムの言葉にシーリウは立ち上がり手を差し出し、
エムはいぶしかげりながらも、その手を取った。


・・・それは感謝の握手なのか、それとも・・・


「もう十分してくれた・・ありがとう」
「・・・・そうか」
エムが手を放し、シーリウはまたイソイソと準備を始め、
その様子を見てエムは少しやるせない気分になっていた。


「・・じゃあな」
「ん、さよならだ」
エムの言葉を受け、シーリウは洞窟から出て行った。
シーリウのいなくなった洞窟で1人残されたエムは、
なんとなく薄暗い天井を見上げ、ため息をついた・・・。



・・・

・・・



ガーディアンズコロニー

ケタの部屋



ケタは1人で部屋の中に座っていた。
アイテムの準備などはすべて済ませてあり、
あとは出発するだけである。


いつもなら準備しながらシリアやアジムと
ミッション内容などを確認しているが、今日はそれはない。


シリアとサブはシーリウにさらわれ、
アジムは未だに意識が戻っていない。


シーリウがなぜシーリウやアジムを襲撃したのか、
理由はわからないが、
ケタとの決着をつけようとしているのは間違いない。


「・・・・・・」
ケタは無言で部屋を後にした・・・。




・・・


・・・




数時間後

惑星ニューデイズ



ケタはミズラキ保護区を歩いていた。
ライアは「ニューデイズ」としか言っていなかったが、
どこでシーリウが待っているか、ケタにはわかっている。


途中で現れる原生生物を横目に、
ケタは紅葉が舞う中を歩き、いくつかの洞窟を抜け、
そして・・・シーリウのいる場所へと辿り着く。


azi2.jpg

azi1.jpg

シーリウはたしかにそこにいた。

まるで赤い雪が降っているように紅葉が散る中に、

1人、大きな木の根に座っていた。




ケタは・・・、


以前のようにシーリウにいきなり襲い掛かったりはしなかった。

裏切られてから、初めて再会した時は頭に血が上ったが、

3度目の再会で少し心が落ち着いたのかもしれない。




しばらくケタとシーリウは、

無言でお互いの存在を確認するかのように、

見つめ合っていた。




「・・・遅かったわね」
「・・時間の指定はなかったからなぁ」
しばらくしてシーリウが口を開き、ようやく沈黙が破れた。
そしてシーリウが立ち上がり、軽く伸びをするのを見て、
ケタも軽く頭をかいた。


さすがに知らないうちに緊張していたらしく、

少し大きく息を吸い、心を落ち着かせた。



「先に聞いておくけど・・なぜシリアやアジムを狙った?
俺なら呼び出せばいつでも応じたんだが・・・」
「・・・」
ケタは昨日からずっと抱いていた疑問をシーリウにぶつけてみた。
そもそもシーリウは人質を取って、
ケタを動揺させたり、無力化させようとするタイプではない。


事実、今現在シリアやサブはシーリウの手中になるはずなのに、
盾にする様子は微塵もないのである。


「・・そうね。私達の邪魔をしてほしくなかったから・・かしら」
「そういうことね」
シーリウが呼び出せばケタはノコノコと1人で行っただろうが、
それを仲間が黙ってみているとは思えなかったわけだ。
邪魔されるまえに拘束した・・と言う事である。



そして、それはシーリウの覚悟を表していた。


今日この場で・・・ケタとの決着をつける・・・と!



シーリウが微かに微笑んだように見えたのは
ケタの錯覚だっただろうか。

「私とお前が始めて出会ったこの場所が・・・別れの場となる」

「・・・・あの時はまさかこんな事になるなんて思いもしなかったよ」


そう呟いて、2人はセイバーを構えた・・・。


乾いた風が、紅葉を大きく舞わせ、2人の間を流れていった。





・・・


・・








同時刻

ニューデイズ キサラギ保護区入り口


azi3.jpg

「ケタさんめ・・もう少しのんびり歩いてくれりゃいいのに・・」
アジムそう呟いて、よろめいた。


病院を抜け出したアジムは、
ケタの居場所の情報を辿りながら、追いかけてきていた。
ケタに気付かれれば病院に連れ戻されるというのは、
長い付き合いでわかっていたので、あくまで隠れて着いてきたのだ。


正直、アジムの体はまだまだ動ける状態ではない。
レスタで表面の怪我はだいぶ治ってはいるが、
鈍痛がまだ全身に残っている。


しかし、アジムは足を止めない。


アジムはまだ直接シーリウを見てはいないが、
シリアの話だと、ケタよりもだいぶん強いらしい。

ふとアジムは、血まみれで動かなくなったケタの姿を想像し、
頭を振った。
そうさせないために、今ケタを追いかけているのだ。


痛む体をひきずりながら、ケタがいるだろう方向を目指す・・・
2つめの洞窟を抜けたところで・・・





「あんたは・・・」
「やぁ、来るんじゃないかと思ってた」

azi4.jpg

アジムを2度も襲撃したキャスト、エムがアジムの前に立ちはだかっていた。
アジム同様かなりのダメージが残っているようだが、
その手にはハンドガンが握られている。


「シーリウとケタの邪魔はさせない。ここで引き返すんだな」
そう言ってエムの銃口がまっすぐにアジムに向けられた。
アジムも杖にしていた、ロッドを握り締めエムをにらみ返す。


「ケタさんやみんなを殺されてたまるか!!」
アジムがそう叫んだ瞬間、突然あたり一面が炎に包まれた!
「なっ・・!」
ロッドを通して地面に放ったフォイエが、
地面に降り積もっていた紅葉に火を付け、一瞬燃え上がったのだ。


その一瞬にアジムが一気に跳躍し、エムに接近する!


とっさにエムが引き金を引こうとしたが、
炎にひるんだ一瞬が致命となり、先にアジムのギ・ゾンデが発動した。
凄まじい放電により、エムが黒煙を上げて壁に叩き付けられる!


「・・・はぁ・・!」
アジムが緊張から開放され、ガックリと膝をついた。
激しく息を吐き、しばらくしてよろめきながら立ち上がる。


・・・だが・・・


「やってくれるな・・・」
よろよろと先に進もうとするアジムの後ろで、
エムが再び立ち上がった。

azi5.jpg

アジムが恐る恐る振り返り・・、顔面蒼白となる。



azi6.jpg

エムはSUVウエポンを構えていたのだ。



SUVウエポン。
キャストの最終兵器で、大火力のレーザー砲だ。

エムが右腕を破損しているためか、
1丁しかないが、それでもアジムに防げる代物ではない。


「うぅ・・・」
「・・・・・」
覚悟を決めたアジムに狙いを定めているエムだが、
なかなか引き金を引こうとしなかった。
数十秒がずいぶんと長く感じたが、やがてエムが意外な事を言い出した。


「お前が法力を最大まで高めるのに何秒かかる?」
「・・・???」
唐突なエムの質問に、アジムは目を丸くした。
撃ってしまえば終わるはずなのに、いまさら何を・・?
アジムは軽く混乱していた。
「何秒かかるんだ!?」
「・・10・・いや、8秒くらいかな」
苛立ったエムが再び質問し、アジムが渋々答える。


「そうか、んじゃ20秒後に撃つ。早く準備しろ」
「・・・なんで?」
「・・・男なら1度くらい真剣勝負を経験しといた方がいい」
「・・・」
エムがなんでいまさらアジムにチャンスを与えるような
事をするのか真意が見えないが、
アジムはとにかくロッドを握り、集中しはじめる。


ロッドが淡く輝き始め、法力が蓄積されていくのを、
エムは本当に何もせず、ただ待っていた。


きっかり8秒後、アジムは集中するのをやめ、
蒼く激しく輝きだしたロッドを後ろ手に構えた。
それに合わせ、エムも軽く腰を落とし、射撃に備える。



10











アジムとエムは無言で向き合い、
まるで周囲から音が消えたかのような錯覚に陥るほど、
静まり返っている。









カウントダウンを進める中、
アジムは奇妙な感覚に陥っていた・・・。


ガーディアンをやっているので戦闘の経験は結構あるが、
こんな感じは始めてであった。















相手が自分を認め、全力を出して挑んできて
それに対し自分も全力で応える・・・!









azi7.jpg

これが・・・真剣勝負・・・!


azi8.jpg














azi9.jpg

「SUVウエポン!!発射ぁ!!!」

エムの叫びと共に、巨大なエネルギーが放たれた!
その凄まじいビームの熱線が、舞っている紅葉を蒸発させつつ、
まっすぐにアジムに伸びていく!


azi10.jpg

「メギド!!」

振りぬいたロッドが眩く輝いた瞬間、
ブラックホールの様なドス黒いエネルギー球が出現し、
触れるもの全てを飲み込みながらエムに向かっていく!



エムの放ったSUVウエポンのビームと

アジムの放ったメギドが触れ合った瞬間、

大音響と共に凄まじいエネルギーが周囲に放たれた・・・・。










                     次回・最終章

******************************


やっと、最後一歩前まできたなー(^^;

こんときスキャナがおかしくて、

えらい時間かかっちまったぃ。


あー、眠い・・・。





キャストガンナーVSニューマンテクターっつー

異色の戦いだから苦労しました・・・。

うまく描写できれてないしなぁ。


まぁ、なんにせよ、真面目な小説は次でラストなので、

生ぬるく見守ってくださいw


*************************

蛇足

「ときめきポルティメモリアル」は
結構気に入りのネタだったのだが、いまいち反応よくなかった。
(・ω・`)残念無念。
つか、今時の子はトキメモ自体知ってるのだろうか・・・?w
この記事へのコメント
もはや、我が人生に悔いなし。
ケタさん、グッジョブ!!狽(T▽T)
Posted by えむ at 2007年04月13日 13:30
むはぁwカッコエーwww
GJ[゚д゚]b いいもん見せて貰った!

OK 最終回が楽しみだ
Posted by ドラン at 2007年04月13日 19:36
同じく我の人生に悔いなし!!!(ぉぃ
ふっ、それと・・・!


めんどくさくてメギドなんか覚えてないぜッッッ!!(爆)

あ、PAFもいっぱいあるし、これを気に覚えようかな(汗
Posted by アジム at 2007年04月13日 20:40
PAFは炎ミッションで溜め込んだけれども、ほとんど射撃PAにつぎ込んでしまって微妙な感覚になっているランゲルです(おい)
いよいよ決戦ですな。
まだまだこの物語の最後のピースが埋まっていない感じですが、最後を待ちます。
しかし、えむさんもアジムさんもかっこいいなぁw
自分も小説やろうかな・・・
それ以前にPSUできていなけれども(泣)
Posted by ランゲル at 2007年04月13日 21:46
>えむっち
実はまじめな話を考え出した、
かなり初期の段階でこの対決は考えてたんだよね(^^;
ただ、なかなかそこまでいかなかった・・。

>ドランさん
ウホ!
キャストが書きにくくて、
どんどん破損させて誤魔化したのは内緒だ!!

>アジ
なんかイメージ的に、メギドは
フォースの最後の切り札って感じなんだよな〜。
実際のメギドは使いにくいらしいが・・・、
どうなんだろ(^^;

>ランゲルさん
一応次で、隠していたものを全て出す
つもりだけど、表現できるか自身が・・。
って、今PSUできてないのかぁ・・仲間だw
SS張りまくりの小説もよさそう・・。
Posted by ケタ at 2007年04月14日 01:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。