2007年03月21日

第11.3章「月下の聖地」

*今回は懲りずに小説です。

 まぁ、ぶっちゃけ「第11.6章」に繋げる間の話なんで、

 今回は特に判明していることはなかったりして(^^;)

 
 でも、一応読んでみてくれてると嬉しいかも・・。






第11.3章

「月下の聖地」


惑星ニューデイズのシコン諸島。


聖地を荒らすモンスター、オンマゴウグを倒したケタ達PTは
すぐオウトクシティには帰還せずに、聖地近くで野営していた。
メギスタライトの副作用が残っていたケタや、
酷く全身を打ちつけたサブなど、
すぐに帰還できる状態ではなかった・・・と、いう方が正しい。


時刻はニューデイズ時間帯で深夜・・・。


gekka1.jpg
激戦の疲れと副作用がわずかに残る体だが、
ケタは眠れず、ぼ〜っと、月を見上げていた。


シコン諸島特有の天井を覆うような網目状に広がる木々、
常に気泡が浮かんでくる木の中の水風船が
月の光に照らされている様子はどこか幻想的である。



「・・・なに、たそがれてんのよ」
2人分のコーヒーを持ったシリアがそう言った。
「お、ありがてぇ。ちょうど冷えてきてたんだわ」
差し出されたコーヒーを受け取り、口をつけた。
ちなみにケタの方はカフェオレで、シリアの方はブラックである。


「みんなは?」
「アジム君はとっくに寝てるわ。アーシュラはその側で護衛してるし、
サブさんはさっきまでウイスキーやってたけど・・」
そう言って後ろの方を振り返ると、豪快なイビキがかすかに聞こえてきている。
どうやらサブも眠っているようである。


夜中にケタとシリアのみ・・・、
いつものケタなら間違いなく変な事を仕掛けてくるだろうが、
この日はそんな雰囲気はなかった。


それがなぜかも、シリアには見当がついていた。
少しためらいながら・・・思い切って切り出してみた。
「・・・シーリウさんが来たんだって?」
「グボッ!」
突然のシリアの言葉にケタがカフェオレを豪快に気管に入れ、
激しくむせ込む。


「ゲホ・・そうか、サブが言ってたのか・・」
「そ。さっきまで[ケタが邪魔しなければ黒髪の〜]って、
グチグチ言ってたのよね」
実際にサブがそう言ってたのだが、
シリアはそれより前になんとなくわかっていた。



以前、[ブルースダンジョンで]ケタとシーリウが会った時だが、
ケタはシーリウと向き合っている時は激情しているが・・、
その後はどことなく寂しそうな、悲しそうな不思議な表情をしていたのだ。


今日もオンマゴウグ討伐後そんな感じだったので、
予想がついたのだった。




「・・・・」
「・・・・」
gekka2.jpg
呼吸の落ち着いたケタがなにか言うのをシリアは待っていたが、
ケタは頭をガリガリかいているだけでなかなか口を開かない。


シリアは諦めてため息をつき、
たそがれているケタを置いてみんなが寝てるほうへと
戻って行こうとした時・・・

「まぁ、たいした話じゃないけど、暇つぶしにはなるかねぇ」
ケタがそう呟いてシリアに微笑んだ。
ただ観念しただけのような、
少し恥ずかしそうな・・・ちょっと嬉しそうな・・・、
そんな表情にシリアは思った。


             第11.6章に続きます

******************************

一気に全部書こうとしたけど、

長くなりそうなんで2つにわけました(^^;


できりゃ今日中に2つ目もあげるぞ〜〜
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