2011年08月12日

第四部 第7章「リアとシリア(前編)」

小説が嫌いな人は、
記事下部の「まとめ」部分で内容確認してくださいw

また、アクションシーンなかった(^^;


*******************************

4-7taitoru.jpg

/
/







クラッド6

マイルーム ケタの部屋




「・・・・」

ケタはパソコンに届いている報告書を見ながら
目を細めた。




内容は[インカ・レーテルの目撃情報]についてで、
リトル・ウイングのタークからの報告書だ。

リトルウイングの一員がミッション終了時に提出する報告書の中に
インカ・レーテルに関係がありそうなものをタークが選定し、
情報を集めているのだが、それをケタにも回して貰っていたのだ。


ケタ自身、インカ・レーテルが生きているとはとても信じられないが、
実際に目撃情報があるので、無視できない。

しかし、どの目撃情報もハッキリとはせず、
正直、インカ・レーテルの事かもよくわからない・・・・。




「う〜〜〜ん・・・。

考えすぎだと思うんだけどなぁ・・・」


ケタはそう呟きながら、
シーリウにデータを転送し、報告書を閉じた。



今日は特にすることもない・・・

ケタは冷蔵庫からビールとポテトチップスをとってきて
パソコンの前で飲み始めた。


ニッコニコ動画を開いてランキング確認して、

オワタアンテナ開いてニュースを見て・・・



いつもの何気ない時間つぶし。

どうということのない趣味・・・。





しかし、





「・・・たまには感傷に浸るのもいいかな・・・」

ケタは誰に言うでもなく、

パソコン内のドキュメントを開いた・・・。












・・・・・・・


・・・・・


・・・



クラッド6

リトルウイング データルーム




「ラウマ。
皿倉山のケーブルカー往復1200円って高くない?」


「・・・・そんなモンなんじゃねぇ?」


「ラウマ。
ウルトラマンゼロって、三島平八に似てない?」


「・・・ゼロって誰だ・・・」


ラウマとリアはリトルウイング施設内の
パソコンルームでそんな何気ない会話をしていた。

もちろん、ラウマは聞き流しているだけで、
手元は忙しくキーボードを打ち、報告書をまとめている。

一方のリアは、その横でパソコンを操作しながら、
わけのわからないサイトを見ている。






遠目からみると今までと変わらない普段の様子ではあるが、
今までと大きく異なる事が1つ・・・。






「ラウマ。

この人なんで、口にボール咥えてるの?」



「お前・・・それ、アダルトじゃねぇか・・・。

しかも、ゲイのやつだぞ・・・」



ラウマは、今までのようにリアを
邪険に扱わないようになっていた。

リアの行動に慣れてきたのか、
自分の弱い部分を見せたためか・・・

はたまたリア自ら自分の傷跡を見せたせいか・・・。


ラウマ自身よくわかっていないのだが、
リアに対してだけは少しずつ心を開きつつあるようにみえた・・・。






「・・・・。

あ。しまった・・・」



「うん? なにが閉まったの?」



「'閉まった'じゃない。

ケタに渡してた報告書のオリジナルを返してもらってなかった。

・・・あいつの事だから、たぶん机の中に埋まってんだろな・・・。

ちょっと取り返してくる」



「・・・ん。いってらっせ」





ラウマがそういってケタの部屋に行こうとした時、

リアに袖をつままれて、立ち止まった。



「ラウマ。ついでにおじさんから、

ボカロの新しい曲入れたCD受け取ってきて。

この前、借りるはずだったのに持ってきてくれんかった」



「・・・・わかったよ・・・」


ラウマはため息混じりにパソコンルームを後にした。







・・・・・・・


・・・・・


・・・






マイルーム

ケタの部屋の前




「ケタ。入るぞ、おい」



「・・・・・」



「・・・・いる・・はずだよな・・?」



ラウマはマイルーム入り口の画面を再度確認した。

鍵は開いてるし、'在宅'となっている。



「・・・入るぞ」

ラウマは一応断わって、ケタの部屋に入って・・・・




















・・・・一発で状況を把握した。




















ケタはパソコンの近くで仰向けで倒れていた・・。





もちろん、気絶とか襲われたわけではないのは、

床に転がったビールの空き缶と、ケタのイビキでよーくわかる。









「なっさけねぇ・・・。

これでもうすぐ30歳かよ・・・」


ラウマが頭を抱えて床に転がっているビール缶を
テーブルに置きなおした。

べ、別にケタのために片付けたんじゃないんだからねっ、
几帳面なラウマからしたら自分のいるまわりにゴミが散らかっているのが
生理的に受け付けないだけだ。

流石に部屋の掃除までしてやるつもりはないが・・・・。









「おい。報告書どこだよ!」





「・・・ぬ〜ぅぅ・・・」


ラウマがケタの腕を蹴飛ばしながら何度かそう言うと、

ケタが無言でパソコン横のテーブルを指差した。







案の定、テーブルは色々なものでごったがえしている。






「・・・・だよな」

ラウマは予想通りすぎて怒る気力もなくなっていた。

とりあえず、テーブルの上を簡単に整理しながら
(それでもケタからすれば綺麗にしすぎてるレベル)
目的の報告書の書類を探した。




漫画や、DVD、雑書きの紙の中から
報告書を'発掘'し、ため息をついた時・・・、


隣のパソコンがあかるなったのに気が付いた。








どうやら、整理していた時にパソコンのマウスにあたり、

スクリーンセイバーが解除されたようだ。




(寝る時にはパソコン落とせよ・・・)


ラウマが何気なく画面を見たとき・・・・



















妙な違和感を感じた・・・・。


































「・・・・・・??」


画面には1人の女性の画像が表示されていた。






肩くらいまでで、艶のあるライトグリーンのクセ毛の髪。


真面目そうだがどこか活発そうな印象の顔。







その顔に見覚えはない・・・・が、


どこかで会ったことがあるような気がする・・・・。










ラウマはよくわからない違和感の中、

振り返りケタの様子を見た。



ケタは相変わらず高いびきをかいており、

起きる気配は皆無だ。














「・・・・・・」


ラウマは、'その女性'の画像のプロパティを確認し、

画像の入っている大本のフォルダを探し当てた。




人のプライベートを詮索する趣味はラウマにはない。




ない・・・が、このなんともいえない気持ち悪さ、

違和感を払拭したかったのだ。


















ラウマはフォルダ内の画像を次々に表示させていく。

7-7.jpg


画像の中で、一番に目に付くのは、ケタとアジムだ。


特にアジムはずいぶんと幼く見える、

きっと何年か前の画像が主なのだろう。





よく映っているのは、ケタとアジム、ゴリラのような大男、

後は淡いピンク色の髪の女の子と、緑の髪の'その女性'だ。






それに加え、様々な人間が写っている。










7-8.jpg

(・・・ガーディアンズのパーティか)

ラウマは直感的にそう感じた。







画像のほとんどの背景は、危険そうな場所だし、

被写体も生傷が耐えない感じだ。









別に、そう考えればどうということはない画像フォルダだ。






仲の良さそうな連中が、ミッション中に撮ったただの画像。







バカバカしくなってきたラウマが

観覧を止めようとしたとき・・・・・


















画像の雰囲気が一変した。



























「・・・・・」


その、画像は数枚しかなかった・・。


ただ、全員が泣いている。








(・・・・葬式・・?)

画像の中で、うつむいて泣いているケタ。

その格好や、周りの雰囲気などからして、

それが葬式の様子ということはすぐに理解した。







出席してるのは、

さっきの画像に出てたメンバーばかり
だ・・・。

じゃぁ、パーティメンバーの誰かが死んだのか・・?




「・・・・う"ぅ〜・・ぬ"」



「!」



ケタがうめき声を上げて、寝返りをうった。






ラウマは急いで開いたファイルを閉じて、

報告書を持ってケタの様子を見ながらドアに向かった。






寝返りをうったケタはそのままうつぶせになって

再びイビキをかきはじめ、ラウマの行動には気付いていそうにない。






ラウマは肩をすくめ、ケタの部屋から外へ出た。































「・・・・・・」


ケタの部屋から出たラウマは眉をひそめ、

考えをめぐらせていた。





そして・・・・




['ケタってのは仲間殺し'だ・・・]

この言葉を思い出していた。




ラウマ自身は信用していない情報屋からの言葉だったので、

あまり気にはしていなかったのだが・・・・。









(ケタのかつてのパーティメンバーの誰かが死んだ・・・

そして、殺したのはケタ・・・?


いや、そうであれば、

ガーディアンズを続けられるはずがない・・・)




ケタへの疑惑、

見覚えのないはずの女性から感じる違和感・・・。






ラウマは通路の天井を仰ぎ、

数秒間、強くまぶたを閉じて深呼吸した。




















(・・・今、考えてもわからない。

部屋に戻って考えるとするか)



ラウマはそう心を切り替えて、目を開いた。


そして、まずはリアを帰らせようと、
リトルウイングのパソコンルームに向かおうと
向き直った瞬間・・・


















黒ハート ボエン 黒ハート

















と、妙な感触と共に、ラウマが2、3歩後ろに下がった。



よほど深く考えていたため、
近くに人がいることに気付かず、
思いっきりぶつかりにいってしまったようだ。










「つ・・。すまない。

考え事をしていて・・・」


そこまで言って、ラマが蒼ざめた。






















7-6.jpg

「それよりお前の顔のが青いぞ?

当たり所が悪かったのか?」



[ナギサちゃん。偶然とはいえ、異性に思いっきり胸触られたら

普通はもう少し慌てるもんなんだけどね]




「そうなのか?別に体の一部なんだから変わらないだろう?」





ラウマの目の前で、謎の独り言をしているナギサ。


'ある人'を頼り、リトルウイングに身を寄せている

デューマンの女性。















・・・・・女性。




















「ガハッ!!」


ラウマはそう悲鳴をあげて通路にぶっ倒れた。

ラウマは極度の女性恐怖症で、

女性に触れるとショック症状を起こしてしまう
のだ。




そのラウマを見下ろしている、

ナギサとワイナール・・・。







「・・・ワイナール。

お前、以前、女の胸触ると男は体が変化するって

いってたが、これか?」



[いやいやいや!

この坊やがどんだけ純情だったつっても

普通、こんなショック起こさないって!

いいから、早く誰か呼んで!!]




「・・・ふむ」



ナギサが呼ぶわけでもなく、

物音を聞きつけて、通路には何人かが集まってきていた。



















・・・・・・・


・・・・・


・・・








マイルーム

ラウマの部屋




「・・・うぅ・・・」

ラウマはベットの上でうめいていた。


ショックを起こした後は記憶がなく(まぁ、いつもだけど)、

気が付いたらベットの上に転がされていた。





ショック状態から回復しきっていない霞がかった頭で

ラウマは、ぼんやりと天井を眺めていた・・・。














そして・・・

















(・・・あれ?)



ふと、思い出した。











(今日、パソコンルームから出るとき・・・

リアに触られた時、何も感じなかったよな・・・?)




服の上からでも、程度の違いはあれ

女性に触られるとショックを起こすラウマなのに、

そういえば今日、リアに触れられたときは大丈夫だった・・・?








7-4.jpg

「・・・・・」


ラウマは起き上がって、

無言のまま、リアに触れられた箇所をなぞった。





















「・・・・・・!」
























リアの事を考えていたとき、

ラウマの頭の中の霧が一瞬にして霧散した。





ケタのパソコンで見た画像の'女'。


見覚えはないのだが、どこか見たことのある顔・・・。






あの'女'と、

リアの顔が、ラウマの中で一致したのだ。


















ラウマはベットから跳ね起きて、

とりあえず水を一杯飲んでから、

いつもの仮面を付け、パソコンに向かった。





リアとあの女はそこまでは似ていない。


髪質も、肌の色も、顔つきも・・・・


だが、自分の中のどこかが'同じ'だと言っているのだ。







ラウマは、パソコンからリトルウイングのデータベースにログインし、

そこから、ガーディアンズの公開している共有データベースへ入る。







「ガーディアンズ情報・・・、登録名簿・・・、

まずは・・・ケタから探すか・・・」


ガーディアンズのケタ、アジムがリトルウイングに出向してきた際に、

リア・デルパとのパーティを希望してきたというのは

後からクラウチに聞いていた。





ケタと、'あの女'の接点がガーディアンズの

パーティなのは間違いないだろう。







あの女とリアとの関係が分かれば、

ケタがリアにこだわる理由もわかるはずだ。




そして、'過去の記憶がない'というリアにとって、

ケタや'あの女'はリアの記憶の手がかりという重要な役割を持ってくる。







この時、ラウマは、[自分の中の違和感を解消する]ために

動いていたつもりだったが、いつの間にか

[リアのために]行動している事に自分では気付いていなかった。







(あの女は・・何者なんだろう・・・?

リアの親戚ならケタが気にかけるのもわかるが、

記憶を失っているリアに対し何もしないのが解せない)






色々推測しながらパソコンを操作するラウマ。







やがて、ケタのパーティメンバーの中から、

一番多く名前の挙がった女性ガーディアンズを検索すると、

先程、ケタのパソコンで見た'あの女'に辿り着いた。










「こいつだ・・・。

'シリア'・・・か。

この生まれなら、今は23〜4歳くらいの

女性ガーディア・・・」



そこまで言って、ラウマの手は止まった・・・。













この'シリア'が、

今、23〜24歳なわけがなかった・・・。


















「・・・・・もう、亡くなってるのか・・」


予想外のデータにラウマは思わずそう呟いた。





データにある、シリアというガーディアンズは、

19歳でガーディアンズとなり、その後、

ケタ、アジム達とパーティを組み様々な戦果をあげている。




・・・・しかし、

暗黒惑星リュクロスへの調査からの帰還中に、

搭乗していたシャトルが謎の大破。


その際に、命を落としている・・・・とある。











「・・・・・・」


シリアは死んでいた・・・。




もちろんどこを探しても、

シリアとリアを繋ぐ線はでてこない。








シリアに感じた違和感は、

ラウマのただの気のせいだったのか・・・?







ではなぜ、ケタはリアにこだわる??








繋がりかけた線が、再びほつれ、

ラウマはため息をつきながらイスにもたれかかった。





ケタに直接聞けばいいのかもしれないが、

この状況では、簡単に言うと思えないし、

そもそもあまり聞きたくない。








ラウマが葛藤して悶々としていると、



不意にマイルームのドアが開いた。
































「おー。

ラウマ、元気になったみたいね」



「・・・あぁ」


7-1.jpg


リアが・・・なぜか生レバーを片手に

ラウマの部屋に入ってきた。








「生臭っ・・!

な、なんでそんなモンもってきてんだ??」



「だって、ラウマが女性のおっぱい鷲掴みにして

鼻血撒き散らしてベットに潜り込んだってきいたから、

血液作らないといけないと思って」



「・・・・な、なんか色々と話がでかくなってるが・・・

ま、まぁ、気遣ってるってことで・・・感謝はするぜ・・」




「じゃ、どうしようかコレ。

今、生肉食べると世間的にヤバいだろうし、

軽く火を・・・・」



レバーを持って部屋を通り過ぎようとしたリアが、

そこまで言って、言葉を止めた。















「・・・?」


ラウマがリアの顔を見ると・・・・・

今まで見たことのないような不思議な表情をしている。























その視線の先には・・・・

ラウマのパソコン画面があり、

そこに表示されているのは'シリア'だ。























ドスっと、音がしてレバーが床に落ち、

皿から血が滴り落ちる。










「・・・・ぅう!」


突如、リアが頭をかきむしりながら

身を屈めて呻いた!










「リア・・?リア!

大丈夫か!?」




突然苦しみだしたリアに、ラウマが駆け寄った!



リアは激しく呼吸を乱し、髪飾りは外れ、

顔は涙と苦悶でくしゃくしゃになっている!!












この苦しみ方は尋常ではない!!












ラウマは・・・・リアの両肩を掴んだ!



「しっかりしろ!どうしたんだ!?」


女性恐怖症の事などは頭からなくなっていた。



頭を抑えていたリアは、

いつのまにか自分の左胸を押さえつけていた・・・。



まるで、その先にある心臓を掴もうかという勢いで、

両手で左胸を力いっぱいおさえている!










「リア!!」


「・・・・・」


正気に戻そうと、ラウマが強くリアの両肩を掴み、

顔を上げさせた。



そして、ラウマがリアの顔を正面から見たが・・・・。


















7-5.jpg


「・・・あなた・・・誰・・・!?」


「・・・え?」


リアの予想外の言葉にラウマが驚いた瞬間、

両肩を掴んでいた腕を払われて、ラウマはよろめいた。



そして、弾かれたようにリアが後ろに飛びのいて・・・

壁にもたれかかるように崩れた。






「ど、どうしたんだ・・?

俺だよ・・・」



「・・・・・・」




パニック状態になってるのかと思ったが、

リアの表情は苦悶に歪んでいるとはいえ、

顔は正気そのものだ・・・。



むしろ、ラウマのほうがパニック状態かもしれない。










「あ・・・、おい!」


唖然とするラウマを置いて、

リアは身を返し、部屋から飛び出していった!!












・・・・・・




・・・・




・・








「っつぁ〜・・・

変な体制で寝たかな・・頭重てぇ・・」



「ただの飲み過ぎだと思うよ・・。

昼間から飲んでるなんて・・」



「いや、昼に飲むのがいいんだ、これが・・」



ケタとアジムがリトルウイングの通路を歩いていた。




なんか、またラウマが発作を起こしてひっくりかえったっていうので、

からかい半分に様子を見に行こうと、

ラウマのマイルームに向かっているのだが、

あと少しでラウマの部屋というところで、

女性が壁にもたれかかってるのが目に入った。












「ケタさん・・・アレ!」


「リアか? 貧血かなんかかな?」


壁にもたれ、今にも崩れそうなリアに、
慌てて駆け寄るケタとアジム。







「リアさん?大丈夫?

レスタかリジェネしようか?」



「それともオジサンの熱いキスがいいか?」




「・・・・・」





「・・・リアさん?」


リアに近づいたケタとアジムだったが、

リアの顔を見た瞬間、動きを止めた。


憔悴しきった表情・・・ということを差し引いても、

いつものリアの'顔'じゃない。




どこか虚空を彷徨うようなリアの瞳だったが・・・

まずはアジム、そして、ケタを見て・・・














「・・・・ケタ!アジム君!」



「・・・んぁ?」



突如、壁から飛び出したリアがケタに掴み掛かり、

ケタがたじろいて反対側の壁にもたれかかった。









「ゴメン・・・」


「な、なんだ・・?」



ケタを壁に押し付けたままのリアが身を震わせながら

・・・胸から搾り出すようにそう呟いた。











「私・・・!あの時・・・!!

わけわかんなくなってて・・・!!」



「・・・・リア・・?」


リアの言っている言葉に全く心当たりがないケタは、

泣き喚いてるリアを唖然としてみつめるしかなかった。






元々、電波系のような言動だったリアだし、

今回もなんか変なことを・・・・とかも思ったが、






今回はどうもおかしすぎる・・・・
























「ケタさん・・・。

やっぱり彼女は・・・!」




7-3.jpg

「・・・!」


アジムの声にケタが目を見開いた。





リアの行動に心当たりがないはずだ・・。

なぜなら・・・






















今・・・目の前にいるのは'リア'じゃない・・・



・・・・'彼女'は・・・・























泣き喚き、謝り続けるリアを抱きしめた。




「違う!お前は俺達に助けを求めにきてたんだろ!?

・・・・スマン!

俺はお前に気付いてもやれなかった・・・!


スマン・・・。シリア!!







「ケ・・タッ・・・」





ケタが叫ぶのと・・・






















7-2.jpg


リアの体が大きく跳ね上がったのは

同時だった・・・・。
















突然の鮮血がケタの体を濡らす・・・















そして・・・

リアがゆっくりと仰向けに倒れ、

ドレスが左胸を中心に一瞬で赤く染まった・・・。




















「シリア!?

おい!なんだこれ!?

どうしたんだよ!?」





「ケタさん!!どいて!!邪魔!!」



瞬間的にアジムが飛び出して、

リアの横に座った。







「・・・ケタさん・・・本当にまずいよ・・・。

急いで医務室・・・じゃ駄目だ!!

医療施設に運ぶから、誰か呼んできて!!」




アジムがそう叫びながらリアの服をズラし、

左胸の失血部分を押さえながら直接レスタをかけ始めた!!




しかし、失血は左胸からだけでなく、

背中からもとめどなく続いている!!













元々色白のリアの顔色はもはや土気色で、

かすかに開いた瞳は何も見ていない。



そして、呼吸もいつとまっても

おかしくないほどにか細い・・・・。










「おい!!ケタ!!アジム!!

貴様ら、リアになにしやがったぁあ!!」






通路の先から鬼の形相のラウマが走ってくる・・・。






パニックになりながらも医療室への運搬手配をするケタ・・・







血まみれになりながら

決死の応急処置を続けるアジム・・・

















「・・・ゴメ・・ン・・」

騒動の中・・・

意識混濁のリアがもう一度そう呟いた・・・






                    リアとシリア(後編)に続く

**************************************


今回のまとめ

・ラウマに異変。リアに対しては女性恐怖症の拒絶反応がでなかった

・シリアはリュクロス帰還時に死亡していた

・シリアの画像をみたリアに異変

・ケタがリアに向かって「シリア」言う




**************************************



はい。


レダーの正体なみにバレバレだった

リアの正体、前編
です(・3・)



まぁ、しょっぱなからコメントで色々いわれてたから、

いまさらではありますが、それはそれで・・・。






***********************************


俺的最近のゲーム



そういや、まだpspo2クリアしてないんですよね・・・。



いや、がんばってるんですよ?

ハンマー使いなんですが、今はガンランス縛りやってて、

さっきもウルクスス倒して武器素材探してました。



MHP3楽しい(・ω・)


PS3に移植されたヤツも買うかもしれん。

アジムも買うかもしれん言うてたし・・・。




うん?

pspo2?

もうする本気出します。




この記事へのコメント
わかってはいたけどこうして解明編に入るとやっぱ面白いね。
そして時事ネタ多すぎだw
つかリアルで同じようなことをしてるんじゃないかと錯覚してしまったんだが…某動画とか某ボカロとか。

後編も楽しみにさせてもらうぜーい。
Posted by 龍牙 at 2011年08月12日 21:25
き、気付いてなかったあああ・・・。

前にシリアの後ろで戦ってたウルト○マンの伏線がこんなところにあったとは。
Posted by レイン at 2011年08月12日 21:34
正体まったく気づいてませんでしたorz
Posted by あしゅら at 2011年08月13日 11:41
ききき気づいてたたにきまままっててるじゃないですかかか
亡くなってるって見たとき焦ったりなんかしてないんだからねっ

PSO2楽しみですね、ノートPCなんで出来そうにないですがorz
Posted by B at 2011年08月15日 12:30
そもそも正体が別にある事すら考え付きませんでしたww
後編では亡くなった理由とかも明かされるんでしょうか?

PSPo2∞?来週から本気出します。
決してもう一度最初からのスタートが面倒くさい訳では…
Posted by Yato at 2011年08月16日 02:25
|ω・;)ノどうも、お久しぶりにちらちらちらちら×∞見てまし……って、乱文でスミマセン!
久しぶりの続きだーって喜びすぎて勢いコメです…w後編楽しみにしてます!(逃)
Posted by エイル at 2011年08月18日 19:36
お久しですー
PSPo2iやり込まずにPSO2のαテストに参加してた自分を殴るが良いさ、ハハッ
そういやケタさんはPSO2やる予定あるんでしょうか?

……やべぇ、リアの正体全然気づいてなかったぜ;
そうだよ、シリアはヒューマンだったのに、名前も被っていたのに!w
今になって見返すと伏線も仕込まれてましたなぁ。うぅむ、俺も未熟

ともあれ、後編楽しみにしておりますじゃー
Posted by 彰 at 2011年08月21日 13:41
>龍牙
解明編入り口だのw
まぁ、俺のやってることだな、
仕事帰ったらとりあえずランキングみて、
オワタアンテナだw


>レインさん
気付いてなかったんかぃw
俺もあんときのウルトラマンネタが
まさかこんなところに繋がってくるとは・・・
適当だな、おれw


>あしゅらさん
意外と気付かないもんなんですなw

>Bさん
はっはw
気付いてなかったんなら、
もちっとひっぱればよかったかなw
俺のpcはグラボ変えたのに絶不調。
今のままじゃpso2動かないッスわ


>Yatoさん
後半は一応全部明らかになりますw
まぁ、ところどころ納得いかないかもしれませんが(・3・
pspo2・・・はぁ、あの毒沼ロブスターが嫌い・・・。


>エイルさん
うお、おひさw
のんびりみてってねw
月1回くらいのぞくくらいでいいペースだけど(^^;

>彰さん
おひさ〜〜。
pso2はめっちゃやりますよw
テスター応募し忘れてたけど(−−;
改めて読み返すと「あぁ・・」て部分あるでしょw
んで、シリアとリアの関係は後編で〜♪


Posted by ケタ at 2011年08月23日 23:16
リアの正体とかぜんぜん気づかなかったな(^^;
いよいよ後半ですか、どんな感じになっていくのか楽しみです。
Posted by ブルー at 2011年08月27日 00:20
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/219874497

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。